2013年9月8日日曜日




自らをデザインする竹

イネ科に分類される竹

さて、

木であろうか?

草であろうか?

見上げれば 緑に緑 重なりて


見上げれば 緑に緑 重なりて


(この辺り、ふた月もすれば紅葉か)

2013年9月3日火曜日

今日は、


今日は、

空を見上げるだけで

幸せな気分になれる日でありました。

東雲に 眉月かかりて 熱帯夜 (ボクは徹夜明け、外の空気を吸いに出る)



東雲に 眉月かかりて 熱帯夜



(ボクは徹夜明け、外の空気を吸いに出る)



薄明に追いやられ

次第に姿を消しゆく星星は

冬の星座


傍らで、月は鋭く尖って

青味増す空に乗っかっている。


あまりに見事だから

「それ、月へ翔べ」と、

迷いこんでた夜蜻蛉を

まだ静寂(しじま)が居座る路地に、

放ってやった。

2013年9月2日月曜日

夕の色と葛の花についてのあれこれ


大気が激しく変化する時は

普段見られない色が空に現れる。


今夕は

グレーの雲の向こうに、

パステルなブルーとアンバーが並ぶ。



河川敷に降り立つと

葛に覆われた草地から

甘い香りがやってきて

我が身を包む。


「ああ、葛の花が咲いたんだ」


葉に隠れた花


「あんなに甘い香りなんだから、

きっと甘さをどこかに隠しているに違いない」


重なる花をひとつまみ採って

花弁のすぼまる根元を舐めてみる。





まるで水飴のような

ねっとりとした甘さが

舌に絡みつく。


そして


この花に集まる虫の気持ちも

絡みつく。