2013年8月28日水曜日

夕方の網目状雲


雲、特に夕方の雲は色彩の変化が急で、

ほんの何分かの間に

色彩や輝きのピークが過ぎてしまう


今夕は網目状に広がった雲に夕陽色が乗った。

昼間のお月さま(半月)



先週はずっとイスタンブールで、

満月前後の月を眺めていた。


帰りの飛行機でも

煌々と輝く月を見ていた。


高度11,880mから見た月は

地上から見た月よりも

はるかに清浄に見えた。


戻ったばかりの東京は蒸し暑かったが、

そのうち北の高気圧に覆われるようになって、

日差しは強いものの、すっかり秋の気配。

空の透明度が高いから、

今朝の月も

美しかった。

こんな日は

地上から見る月も、良いものだ。


2013年8月14日水曜日

見上げれば、 今宵も月。

見上げれば、

今宵も

月。



(昼間、東京は34℃を超えていました。
だが、幸いなるかな、湿度が低かったので
快適に過ごすことが出来ました。)

2013年8月13日火曜日

オオマルハナバチ

流星の一夜明け、

昼の太陽に焼きつくされる前にと、

昆虫たちが忙しなく花々を渡り歩く。



花に頭を突っ込んで蜜を舐め、

蜜を舐めたかと思うと、もう次の花へ。


当然、カメラで追うボクも

忙しない。


オオマルハナバチの重奏する羽音が

ボクを包む。

雲が切れて、銀河が姿を現した。

年々、星の良く見える夜が減っている。

今年はさらに減ったように思う。

昨夜のペルセウス座流星群観望も、

空の状態が目まぐるしく変わった。


だが、ほんの少し、

全天がクリアになった瞬間があった。


押し寄せた銀河の輝きを

ボクは受け止めた。


見えた! ペルセウス座流星群 2013

昨夜はペルセウス座流星群の極大。

暑い暑い東京を離れ、

久しぶり(ほんとに久しぶり)ではあるが、ボクのお気に入りの場所へ出かけた。


空の状態は良くない。

滞った汚染大気に薄雲、さらには霧も出たり。

山麓の天気は激しく変化する。

それでも一瞬一瞬の晴れ間には、

ペルセウス座流星群特有の、高速で飛ぶ流星がいくつも見られた。



明け方、

黒い山塊の背後からオリオン座が姿を現した。


これから天に昇らんと勇むオリオンの大腿部に、

ペルセウスから放たれた光の矢が

グサリと突き刺さった。


2013年8月11日日曜日

ハグロトンボの若者は群れる

川辺から少々離れた樹下の藪の中、

ハグロトンボが数匹飛んだりとまったり。

普段は水辺で見かけるものであるが、

羽化後の一時期、

若い個体は薄暗い場所で群れるという。
                         


現在のセミの種類

昨夜は結局、気温は30℃を切らなかった。

今朝はそこからスタートで、

いっったいどこまで気温は上がるのだろう。

少しヤケになって記録を待とう。


多摩川河川敷のセミはいま、何種類も同時存在している。

鳴き声を聴いて種類を特定する。

アブラゼミ
ミンミンゼミ
ニイニイゼミ
ヒグラシ(いや違う、ツクツクボウシ)

そして、クマゼミまでも鳴き声が聴こえた。


2013年8月10日土曜日

暗いオレンジの三日月

熱を孕んでも、「それは夏だから」と言い訳を使えるが、

濁った大気は憂鬱だ。

太平洋の高気圧にブロックされて、

中国の汚染大気が日本列島全部を覆っている。


地球の薄皮のようなところで蠢いている人間を見下ろし、

月がいつものように、西の空に巡ってきた。

31度の夕空に、

暗くオレンジ色で浮いている。


2013年8月7日水曜日

立秋にセミの羽化

立秋とともに暑さが猛々しくなった。

夕方になっても気温が高いから、

必然、散歩人も少ない。


元気なのはセミだけで、やけに激しく鳴く。


日が落ちる頃は、

セミの幼虫が地面から這い出して、

その近くで、しがみつけるところならどこでも登り、

そして羽化する。


数少ない散歩人になったボクは、

大木の下で蝉しぐれに濡れ、

薄暗くなった地面に気を遣いながら、目を凝らす。

(だって、七年経ってやっと地面に顔を出した幼虫を踏んじゃうじゃないか)



大木の脇に生える草のようにひょろっとした木に

セミの幼虫を見つけた。


早々と羽化している個体もある。



まだ羽化する場所を決めかねている、二匹ばかり、

(いや、途中でアスファルト道路に落っこちた幼虫も見つけたから)

三匹を、

カバンに詰め込んでそっと持ち帰り、

リビングで羽化を見た。


二匹がアブラゼミ、

アスファルトの一匹がミンミンゼミ。



さて、実に見事な羽化であった。


2013年8月4日日曜日

玉梓(たまずさ) キカラスウリの花

君よ

玉梓を手に取り

その香りを楽しみ給え



夜蛾を誘う、その艶かしい香りを楽しみ給え

一夜明ければ萎れてしまう、その儚き香りを楽しみ給え



2013年8月3日土曜日

アザミは聖なる者


刈り取られてしまった聖女が横たわる。

ボクは棘で身を守る彼女を抱き上げ、

ガラスのしとねへ誘う。


彼女の息遣いは穏やかだ。


しかし、棘の防備はいささかも解かれない。




静かな一夜が明ける。



あれほど強固だった棘の城壁は外に開かれ、

無数の花芯が解き放たれる。

それは聖なる色、紫。



祝祭は聖なるがゆえに、一夜限りがふさわしい。



太陽が天空を一周りすれば、

花は色を失い、

聖なる色は、綿毛に包まれた幾つもの命へと変貌する。



いつの時も、命は飛び立つものと決まっている。


自ら羽を伸ばし、小さき我が身を風に託し、

生み出せし者から離脱する。



太陽が天空をいくど周っただろう。

聖女はまだ眠っている。

無数の棘の城壁の中で。



2013年8月2日金曜日

ちょっと御行儀悪いショウリョウバッタ

多摩川河川敷の

草叢に入り込めば、

それに驚いて、何かしら昆虫が飛び出す。


今朝はショウリョウバッタ。


ちょっと離れた草の葉に、

慌てて飛びついたから、

体勢が整わず、不格好で御行儀が悪い。



ま、驚かしたボクのせいなのだけれど。

「昆虫な日」 アオドウガネ(コガネムシ)

仕事をしていたら、なんだか窓辺で音がする。

窓ガラスに当たる音。

コガネムシが迷い込んだらしい。


アオドウガネだ。

仕事をしていた机の上で撮影し、

外に放ってあげた。


緊張していると体が固まり、

触角を隠してしまう。

緊張を和らげ、触角が出たところを撮影。


今日は朝から、「昆虫な日」である。

曇りの朝に、蜘蛛を撮る

今朝は曇り。

多摩川河川敷を散歩。

カメラを携えて歩く。

後半は、ほんの少しの雨。



コモリグモの仲間でしょうか?


 ナガコガネグモを下部から撮影


蜘蛛を敬遠する人がいますが、
毒を持ったものはほんの少しです。

それらを覚えておけば、あとは安心。
じっくり眺めてみましょう。